Principal's Greeting

来春、高校生になるみなさんへ

大東学園の学校案内をご覧いただき、ありがとうございます。
本校の教育や三者協議会、そして部活動などいろいろな取り組みについて、知っていただけたでしょうか?
私たち大東学園では、高校生活の3年間を“大人になる準備期間”として位置づけ、
幅広い体験を通して視野を広げてほしいと考えています。
私たちは、みなさんが“大人になる”ための最強のサポーターだと自負しています。
これから大東セミナーや大東祭(文化祭)、学校説明会が始まります。
ぜひ参加していただき、私たち教職員や在校生と出会ってください。
そして、大東学園をもっと知ってください。
お会いできることを楽しみにしています。

校長 原 健

校長通信

2023.4.10 一学期始業式

~新しい1年の始まりです~ 
 新2年生、3年生のみなさん、進級おめでとうございます。新しい1年の始まりです。ここまで3年間にわたって学校生活にも、社会全体にも大きな影響を与えてきたコロナ禍の規制が大きく緩和される一年となるようです。学校生活にも本来の活気が戻ってくる一年になります。もちろん、日常的な公衆衛生に気を配ることを忘れてはいけませんが、みなさんとともに活気のみなぎる一年にしていきましょう。

~4月1日…沖縄では…~
4月…沖縄では「浜下(う)り」の季節、浜では潮干狩りが始まったり、海開きの頃でもあり初夏のさわやかな季節です。沖縄の4月はさわやかな初夏の季節であると同時に、78年前の4月1日にアメリカ軍が読谷村の海岸から沖縄本島に上陸し、凄惨な沖縄戦の始まった時期であることも忘れてはいけません。沖縄のテレビ局、RBC琉球放送のニュースサイトにこんなニュースを見つけました。
「ここで起こった悲劇を知って」慰霊祭を前に チビチリガマで清掃活動 3/29(水)配信
来月開かれる慰霊祭を前に、読谷村のチビチリガマで今日(29日)清掃活動が行われました。読谷村波平にあるチビチリガマでは78年前の沖縄戦当時、アメリカ軍に捕まり殺されるのを恐れた住民が家族や知人同士で殺し合う『集団自決』が起き、83人が犠牲となりました。 読谷村観光協会はガマ周辺の清掃活動を毎年2回実施していて、きょう(29日)は地元のホテルスタッフなど観光業に携わる、およそ40人が集まり草刈りなどを行いました。 読谷村観光協会 比嘉等事務局長「今このチビチリガマという場所で若い方々が清掃している中で、一体ここでどういうことがあったのか、あらためて知ってもらったり、初めて知る方もいるので、ここで起こった悲劇を知って頂いて恒久平和の発信地だということを再認識して頂き、平和のことについて考えて頂きたい」 清掃活動のあとには平和ガイドによる講話も行われ、参加者は78年前にこの地で起こった出来事に思いを馳せました。チビチリガマの慰霊祭は来月1日に開かれます。

 読谷村波平のチビチリガマでの『集団自決』と呼ばれた強制的な集団死については2年生の総合科目「平和」で学びます。新3年生のみなさんは昨年学びました。チビチリガマに避難していた波平の住民は139名、そのうち集団死という形で命を失ったのは83名、その半数以上が乳飲み子も含む12歳以下の子どもたち…なぜそんなことが起きたのか、それを考えることが沖縄戦の意味を知ることで、当時日本がしていた戦争の本質を考えることにもなります。総合「平和」の大切な学びです。新2年生にとっては今年度の大切な核となる学びです。新3年生は昨年、学び考えたことを3年生の総合科目「人権」の中でさらに探究していってほしいと期待します。
 多くの学びと活気ある学校生活の一年としていきましょう。