Principal's Greeting

来春、高校生になるみなさんへ

大東学園の学校案内をご覧いただき、ありがとうございます。
本校の教育や三者協議会、そして部活動などいろいろな取り組みについて、知っていただけたでしょうか?
私たち大東学園では、高校生活の3年間を“大人になる準備期間”として位置づけ、
幅広い体験を通して視野を広げてほしいと考えています。
私たちは、みなさんが“大人になる”ための最強のサポーターだと自負しています。
これから大東セミナーや大東祭(文化祭)、学校説明会が始まります。
ぜひ参加していただき、私たち教職員や在校生と出会ってください。
そして、大東学園をもっと知ってください。
お会いできることを楽しみにしています。

校長 原 健

校長通信

2024.4.8 1学期 始業式

~新しい1年の始まりです~ 
新2年生、3年生のみなさん、進級おめでとうございます。新しい1年の始まりです。新学期を迎えて、みなさんそれぞれに新しい期待を抱いて、楽しみにしていることもあると思います。また、自分なりの目標を立てているかもしれません。それらを大切にできる1年間となるように願いたいと思います。
~4月1日…沖縄では…~
4月…沖縄では「浜下(う)り」の季節、浜では潮干狩りが始まったり、海開きの頃でもあり初夏のさわやかな季節です。沖縄の4月はさわやかな初夏の季節であると同時に、79年前の4月1日にアメリカ軍が読谷村の海岸から沖縄本島に上陸し、凄惨な沖縄戦の始まった時期であることも忘れてはいけません。読谷村は大東学園の修学旅行でも毎年「民泊」でお世話になる、大東学園にとってもとても大切な馴染み深い場所です。NHK沖縄のWebニュースサイトにこんなニュースを見つけました。
沖縄戦 米軍の本島上陸から79年 読谷村では住民が黙とう 4月1日
79年前の1日、太平洋戦争末期の沖縄戦でアメリカ軍が沖縄本島に上陸しました。
上陸地の1つ、読谷村では住民が亡くなった人たちに黙とうをささげました。
 79年前の昭和20年4月1日、アメリカ軍は読谷村から北谷町にかけての沖縄本島の西海岸に上陸を開始し3か月にわたる激戦で20万人を超える人が犠牲となり県民の4人に1人が命を落としました。
 読谷村では毎年4月1日に村内の防災無線で亡くなった人たちへの追悼を呼びかけていて、1日は、石嶺村長が、「4月1日という日を忘れることのないよう、戦争が二度と繰り返されないことを願って黙とうをささげましょう」と述べました。
このあと、沖縄戦の悲しみや平和を祈るメッセージが込められた『サトウキビ畑』が流れる中、1分間の黙とうを捧げました。
 沖縄戦で父親といとこを亡くした読谷村の比嘉弘さん(95)は「上陸の日、アメリカ軍の船が海にたくさん来て多くの飛行機が飛んでいるのを見ました。孫や子どもが平和に暮らせる世の中が続いてほしいです」と話していました。(後略)

 読谷村波平のチビチリガマでの『集団自決』と呼ばれた強制的な集団死については2年生の総合科目「平和」で学びます。新3年生のみなさんは昨年学びました。チビチリガマに避難していた波平の住民は139名、そのうち集団死という形で命を失ったのは83名、その半数以上が乳飲み子も含む12歳以下の子どもたち…なぜそんなことが起きたのか、それを考えることが沖縄戦の意味を知ることで、当時日本がしていた戦争の本質を考えることにもなります。また、現在、世界各地で起きている戦争でも、やはり多くの子どもが犠牲になっています。戦争とは何か?総合「平和」の大切な学びです。新2年生にとっては今年度の大切な核となる学びです。新3年生は昨年、学び考えたことを3年生の総合科目「人権」の中でさらに探究していってほしいと期待します。
 多くの学びと活気ある学校生活の一年としていきましょう。