学校からのお知らせ

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【第20回大東学園公開研究会・第40回三者協議会】開催

11月24日(日)に公開研究会・三者協議会が開かれました。
以下にプログラムや大まかな内容、体育館での三者協議会の写真を掲載いたします。

【10:30〜11:20「生徒の手による学校空間づくりをめざして」佐々木副校長の基調報告】

 「大東学園は『開かれた学校づくり』『学校の主役である生徒たち自身による学校づくり』を大きな目標として、その実現のために2003年から三者協議会を始め、今年で22年目を迎えました。大東学園の三者協議会では、一般的な学校では先生が決めてしまえば済む「生徒の学習や生活にかかわること」・・・校則、施設整備、授業に関することなどを、一つ一つ三者が対等の立場で向かい合って話し合うことを大切にしています。
 三者でものごとを決めるには、その過程で「認識の違い」「意見の食い違い」、時には「対立」が生まれることがあります。
でも私たちは多数決では決めません。対話によって相手の視点や問題意識を尊重する、対話で違いを乗り越える、対話を通して対立を解消する・・・そんなことを真剣に大切にしています。」(冒頭部分より)


【12:00〜 三者協議会】・・・生徒会から報告がありました。
1,学校における飲食に関すること
2,登下校時の服装(制服・ジャージなど)に関すること
特に服装に関することについて、生徒、保護者、教員から意見交換がありました。その意見交換は忌憚のない発言ですが、笑顔で和やかな討論になりました。

【14:30〜 感想交流会】・・・参加された方々から感想をお聞きしました。

【15:00〜16:00 分散会】・・・教室へ移動し、少人数で交流しました。

【外部からの参加していただいた方々】・・・教育関係者・地域の方・マスメディアの方・大学生・高校生・中学生・中学生保護者



【参加者の方からの感想】・・・ある大学の先生からのコメントです。

「いろいろな教育実践を見てきました。対話の文化が根づいていないところでは「みんな違って、みんないい」とか「人それぞれだよね」というところで落ち着きがちなんです。若い人だけでなく、大人の人も最終的に「人それぞれだよね」といえば着地した風になるので、楽になるということはあります。

何年か、この学校の三者協議会やいろいろな実践をみさせていただいて、
ここの良いところは「人それぞれ」というのが出発点になっているのが良いと思ったんです。

つまり、メイクしたい人もいれば、制服を着たい人もいれば、髪を派手にしたい人もいれば、「みんなそれぞれ違うから、じゃあ、どうしよう」というのをちゃんと考えているという土壌ができているのです。 「人それぞれ」で着地すると楽なんですが、「人それぞれ」で始まるとけっこう苦しいことがたくさんある。先生からああいう意見があって、保護者からこういう意見があって、でもこっちもたくさん言いたいことがあってというときに、そういう苦しい中でも一歩たどり着くところがあるというのがここの三者協議会のいいところだなと思います。ありがとうございました。

ご覧いただきありがとうございます。

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