5月25日の「三者交流会」を経て、「三者懇談会」が開催されました。
この流れは11月24日(日)の「三者協議会」へと受け継がれていきます。
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三者懇談会の目的は3項目です。
1、要求づくりに向けて、意見交流をする。
2、授業担当者と生徒が授業を一緒に作るために必要な仕掛けづくり(対話方法)を考えていく。
3、各団体で参加を呼びかけ、学年の垣根を超えた交流と三者の運動のすそ野を広げる機会とする。
<Zoomによる代表者の挨拶>
9:30〜9:40
教室が1〜3階に分かれているので、Zoomによる代表者の挨拶の共有からはじまりました。
小原生徒会長、小山東和会長、山崎教頭です。
<分散会>
9:40〜10:30(一部)
10:40〜11:30(二部)
三者が班に分かれて、分散会です。1部と2部で班替えがありました。
<分散会で配慮すること>
①分散会では特定の人を攻撃することがないように配慮すること。
②保護者は授業の状況をつかみにくいので、話題に乗れるように適宜情報提供して、フォローすること。
<分散会のテーマ>
1,生徒会執行部 「授業環境・授業づくり」
2,1学年の部屋 「身だしなみ規定」
3,2学年の部屋 「TPO大作戦文化祭・修学旅行・服装を考える日」
4,3学年の部屋 「授業中の水分補給について」
「生徒会執行部」は全校アンケートを活用して、懇談を進めます。
「1学年の部屋」は生徒と教員の二者懇談会で、「必要な規定」「もういらない!と思う規定」「要検討」の3つに分けていく作業を通して話を進めていきます。
「2学年の部屋」は「身だしなみキャンペーン」で二者懇談会を開きました。その上で、身だしなみ規定の意味やTPOについて考えて、意見交流をしていきます。
「3学年の部屋」は授業中の水分補給について懇談しました。その上で、心配な点や追加すべき項目などを考えていきます。
<閉会の言葉>
11:40〜11:50
①原校長からの話
②「私学助成署名スタート」宣言
12:30〜 昼食・・・この昼食は試食会です。
コロナ禍により中断していた昼食の販売の再開に向けて、業者を選定するための試食会が開かれました。三者で試食し、昼食プロジェクト班が用意したアンケートに答えていました。
お弁当の内容や量、値段は満足行くものだったのでしょうか。アンケート結果が待たれるところです。
最後に生徒、保護者、教職員から代表的な意見を掲載します。御覧ください。
<生徒>
① 1年生の生徒が議論にしっかり参加していて今後の大東学園に希望をもてた。頑張れ1年生!
② 自分が考えたことがないことや先輩たちの意見を聞くことができるいい機会になった。色々な発言をすることが出来た。保護者、先生との意見をしっかり聞くことが出来た。想像していた三者懇談会よりも楽しかった。
③ 2年生を担当したんですが、すごくいろいろな意見が聞けてよかったです。TPO大作戦の改善や意見をたくさん聞けて、これからどうしていくかなどある程度はまとまりました。各学年の意見も楽しみにしています。
④ 親としてあって「ほしいもの・いらないもの」、教師として「あってほしいもの・いらないもの」、生徒として「あってほしいもの・いらないもの」が、わかっていろいろな意見があるんだと思いました。
⑤ 分散会の方は、自由にしゃべってよい形にしていたから雰囲気的には緩やかだった一方で、発言者の意見をちゃんと聞けてない部分もあったので、議事進行の面では、もっと改善できると思いました。 総じて、いろんな面白い意見の出た三者懇談会で楽しかったです。
<保護者・東和会>
① 我が子とはなかなか話せない事も、生徒を通じて大東の今を聞くことができるので、参加できて本当によかったと感じます。
② ルールについて話し合う機会を持てるのは、大東学園の素晴らしいとこだと思います。
③ 服装は、人間としての表現方法のひとつなので原則自由でよいと考える者ですが、私服デーなどの取り組みを実施したのなら、「何故その服装にしたのか」について、全員で振り返りをして、共有することが大切では」と思いました。
④ 昨年、入学する前に三者協議会を傍聴したのですが、そこに行きつくまでにこのような話し合いの場を持ち、意見を集めているのか!というのが良く分かりました。また、昨年の協議会で生徒から食堂についての要請がありましたが、次年度さっそく業者選定まで進んでいて、そのスピーディーさに驚きました。生徒の話を聞き、それを学校生活に活かすことができれば、自治活動を活発に行うことに繋がりますね。
⑤ 三者懇談会はとても有意義な話し合いをしているので、ここでの議題をクラスLHRなどに、持ち込んで不参加の生徒にも考える機会を与える必要があるのではないかと感じました。
⑥ こういう機会を重ねることで、生徒さん達が自分からみんなにとってより良いことは何なのかを自発的に考えるように意識が変わっているようで、このような会は成長を促す貴重な活動だと思いました。
<教職員>
① 色々な課題を話した事は、今後の学校生活に活かされてくると思います。三者懇談会ではいつも多くの話しが出てくるので、これを継続していく事が重要だと再認識出来ました。
② 生徒指導と授業の学習権や学習時間の保証のバランスが難しいと思いました。特に保護者の方からの「しっかりと学びたい生徒に寄り添う授業を」というご意見には「ドキッ」とさせられるものがありました。「手のかかる生徒は、関わる時間が長いので少しのことでも評価される。しかし日々真面目に生活している生徒は評価されないことがある」との言葉が印象的でした。「先生」や「学校」は保護者の方からは、そのように目に映っているのかと思うと、自分の姿を改めて見直さなければいけないと思いました。
③ 授業中の水分補給の件では、3年生がよくルールを練った努力が感じられた。このまま進むといいな、と思った。2年生の大東祭の身だしなみでは、生徒も楽しめて、かつ安全に行える大東祭にするためにいろいろ検討が必要だと思った。
④ 各学年の二者懇談会をテーマにするという新たな試みでしたが、生徒教員共に多学年の動きがつかめて、また当該学年は新たな発想や意見を聞くことができてとても充実した時間となりました。だからこそもう少し三者の裾野が広がるともっと学校全体の取り組みに発展して、三者協議会へとつなげていけると感じました。また、昼食プロジェクトの試食会も大成功だったと思います。生徒がすごく嬉しそうにしていたこと、また保護者はどんなものが子どもたちに提供されるのかがわかったことなど、2学期に向けて大幅に前進したように感じました。
11月24日(日) 三者協議会
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