Principal's Greeting

来春、高校生になるみなさんへ

大東学園の学校案内をご覧いただき、ありがとうございます。
本校の教育や三者協議会、そして部活動などいろいろな取り組みについて、知っていただけたでしょうか?
私たち大東学園では、高校生活の3年間を“大人になる準備期間”として位置づけ、
幅広い体験を通して視野を広げてほしいと考えています。
私たちは、みなさんが“大人になる”ための最強のサポーターだと自負しています。
これから大東セミナーや大東祭(文化祭)、学校説明会が始まります。
ぜひ参加していただき、私たち教職員や在校生と出会ってください。
そして、大東学園をもっと知ってください。
お会いできることを楽しみにしています。

校長 原 健

校長通信

2023.12.22 2学期終業式

~ 学校説明会のお手伝い ありがとうございました ~
2024年度新入生募集のための中学生向け学校説明会が9月の第1回からスタートして土曜、日曜を中心に十数回にわたって開催されました。毎回たくさんの在校生がお手伝いをしてくれました。中学生や中学生の保護者の感想には親切で丁寧な在校生の応対が良かった…と、いつもたくさん書かれています。また、説明会のお手伝いではなくても、部活の活発な姿を見せてくれたり、元気に挨拶をしてくれたり…大東学園の生徒の姿を見て「いいな」と思ってもらうことが学校にとっても一番だと思っています。みなさん本当にありがとうございました。

~ 多様性と「服装を考える日」 ~
説明会では「大東学園は生徒が主人公の学校です」という話をしています。ただ、そのことは言葉でいうのは簡単ですが、実際に実現するのは大変難しいということ。大東学園もまだまだ実現までの過程であること。実現のための大切な取り組みが「三者協議会」です、ということなども話します。さて、11月23日に行われた三者協議会は公開研究会として行われ、大東学園の取り組みに関心を持ってくださる全国の研究者のみなさん、大学生、大学院生、他校の先生方など100名を超える外部からの参加者をお迎えする中での開催となりました。各クラス1時間目のLHRで11月に行われた「服装を考える日」の振り返りとまとめが話し合われ、その結果が10:15からの三者協議会で学年・クラスから報告されるというスケジュールで、各学年の代表委員会の力がみごとに発揮されました。「服装を考える日」は「学校という場で、みんなが認めあえる多様性とは何か」を考える第一歩の共通体験として実施されました。そもそも制服とは画一性を求めるもので、本来多様性とは相いれないものです。一方で多様性にもいろいろな多様性があるはずで、大東学園で尊重すべき多様性とは何なのか?大東学園の制服はそれを阻害しているのか、してないのか?しているとするなら、どうすればいいのか?大きなテーマです。学校全体で共通体験を通じて考えていく、とても大きな「探究」のテーマですね。

~ 「学び」でも主人公になること ~
 もう一つ中学生に話していることは「学びでも主人公」になってほしいということです。学びで主人公になる…どういうことでしょう。主体的に学ぶ、自分から学ぼうとすることだと思います。なかなか難しいですよね。でも、実は大東生のみなさんは、すでにそういう体験をしているのではないかと思います。例えばこんなことです。何か新しい知識を得たり、新しいことを学んだり、考えたりしたことで、それまでの自分の考え方が変わったり、それまでと世界の見え方が変わったり…なんだか自分が少し成長したように感じられる体験。それが学びでも主人公になるための大切なきっかけだと思います。1年生の探究総合「性と生」、2年生の「平和」、3年生の「人権」は大東学園独自の学びで、教科を超えて現代的な課題を学び、考えます。そんな学びの中で、それまでの自分が少し変化したと感じたり、成長したような気持になったことはないですか。それが学びでも主人公になる大切な瞬間です。今年の1年生からスタートした4つのフィールドの学びの中でも主人公になるためのたくさんのきっかけが体験できるはずだと思います。みなさんのそんな成長を楽しみにしています。